第3話◆砂利道砂漠モンスター登場!

今まで全く気にしていなかった場所が、実は砂利道だったことありませんか?


砂利道を走るベビーカーは、例えて言うならば、“沼にはまってしまってなんとか一歩一歩前に進む”そんな感覚です。


子どもが重ければ重いほど、ベビーカーのタイヤが小さければ小さいほど、そして砂利の小石のサイズが大きければ大きいほど、その難易度は上がります。


歩けばほんの少しの距離が、まるで砂漠のように感じられるのです。


私の場合、「もう、じれったい!エイヤ」と、ベビーカーを持ち上げて数歩歩いては降ろすを繰り返してなんとか攻略しました。


体力ゲージが一気に削られたのは言うまでもありません。


その一方で、ベビーカーに乗った子どもはすごく楽しそうだったのが印象的です…。


みなさんは、突然の “砂利道砂漠モンスター” に遭遇したことありますか?


新里 碧 にっさと みどり

芸大を卒業後、広告業界を経て独立。著書に、自身の体験を元に描いた『アプリ婚 お見合いアプリで出会って1年で婚約→結婚しました』(小学館)。

新里:子どもが出来て、それまで気がつかなかったところで“とうせんぼモンスター”に遭遇することがあります。でも、逆に「こんなところにもエレベーターがあったんだ!」という発見があったり、レストランで子ども用にサービースでお菓子をもらったり、そんな良いこともありますよね。そんなふうに、“いつもの暮らし”の中に色々な発見があるのが子育ての面白いところのひとつかも…。