第1回:タイトルの不思議
【はじめに】
はじめまして、こんにちは。『抱っこ紐に次男、ベビーカーに長男』では無理ゲーなダンジョン攻略方法、コラム担当の有賀と申します。
このプロジェクトは「アートイベントに参加したい…けれども、幼い子供たちがいるのでそれが難しい…しかし、行きたい!」というジレンマを抱える、2人のお子さんを持つお母さんによって生み出された真面目な企画です。この難題の解決方法とは? 日常の中で「子連れで外出したら、街が無理ゲーのダンジョンと化した。…そうだ、これをゲーム攻略のように思考してみよう!」と考える企画者のその想像力と、また、その想像を想像の世界のみでは終わらせず、リアルなものにしてしまおうとする行動力、すなわち「創造力」が、半端なくてめちゃくちゃ面白い(かも?)! …と思った私はコラムを担当することになりました。
【これが、アートな活動?】
さて、そんな私は、この企画内容を理解できた時「これこそが、アートな活動!」と心躍りました。
人は色々な状況で「あーなったらいいなぁ」「こーなったらいいなぁ」と考えます。そして不便を感じれば、イライラします。このような状況になった時、大抵の人は「もしかしたら、誰かが、いつか、この不便さを、このイライラ感を、解消してくれるアイデアを出してくれるだろう、、、」と思い、多分そのモヤモヤが解決する時が来ることを待つでしょう。(または、そんな気持ちも一時的なもので、日々の忙しい生活の中では埋もれていってしまう感情かもしれませんね。)
しかし、たまーに、そのような不便さを解消すべく立ち向かう無謀な人たちがいます。「アートな活動」をする人たちです。この企画者も、そんなタイプの1人です。同時に、本企画を一番に楽しんでいるプレーヤーとも言えます。
【「無理ゲー」だとか「ダンジョン」だとか】
さて、前置きが長くなってしまいましたが、このコラムをお読みの皆さんは「無理ゲー」とか「ダンジョン」という単語に馴染みがありますか?前文で、さも当然知っていたかのようにこの単語を使用している私ですが、実を申しまして、私、このお話を頂いた際にこれらの単語の意味が、まったく分かりませんでした(笑)まるで別の国の言葉か?暗号か? …という感じで、正直に告白すると、はじめは企画者が何を言っているのかすら、よくわかりませんでした。はい、私はゲームに詳しくないのです!
そこで、すぐに単語検索いたしました。
有賀三夏 ありが みなつ
画家、アートセラピー研究者。普段、某芸術系大学にて「人の心理」と「芸術」、ハタマタその「環境」についてなどの講義を担当。著書に『女子大生に超人気の美術の授業』(幻冬舎) / 『自分の強みを見つけよう』(ヤマハミュージックメディア ) / 『私だけの魅力をつくるアートセラピー・ノート』(大和書房)。
有賀:私は「人が創り出すもの」の影響力に興味があって、その研究をしています。
0コメント